Wednesday, May 2, 2018

Windows 10 機能更新適用時に初期化される設定について

みなさま、こんにちは。
日本マイクロソフトの Setup / Deployment サポート チームです。

今回 Windows 10 の機能更新プログラムの適用に伴う事象について、ご紹介いたします。
機能更新プログラムを適用前には、ご一読をいただけますと幸いです。

ご存知の通り、Windows 10 では約半年に一度 Feature Update と呼ばれる機能更新プログラムがリリースされます。
この機能更新プログラムの適用は (修正パッチの適用と異なり) OS のアップグレード処理に相当するものとなります。
アップグレード処理の際、可能な限り、ご利用のアプリケーションを引き継ぐような動作となりますが、ご利用の製品
ご利用環境によっては、一部の OS もしくはアプリケーションの設定が引き継がれないケースがあります。

機能更新プログラムを適用した際、引き継がれない設定があったり、設定が初期化されてしまうケースがある場合には、
機能更新プログラムを適用後、再設定いただくか、場合によっては、該当製品を再インストールをしていただく必要が
あります。適用をご計画いただいている場合は、十分にご検証ください。

setup.exe コマンドで機能更新プログラムの適用を行う場合、/postoobe オプションをつけて、バッチファイル (setupcomplete.cmd)
を指定することで、機能更新プログラム適用の最後に setupcomplete.cmd を自動的に実行させることができます。該当の値の再設定や
製品のインストールがコマンドラインで実施できる場合は、こちらのオプションをご利用ください。

)
setup.exe /auto upgrade /postoobe c:Fabrikamsetupcomplete.cmd

これまでお寄せいただきましたお問い合わせ事例のうち、再設定が必要になったケースについて、一部ご紹介させていただきます。

事例1)

一部の端末において、Windows もしくは Office 製品のライセンス認証が外れる。
この場合、機能更新プログラムを適用後、ライセンスの再認証を行っていただく必要があります。

事例2)

一部の端末において C 以外のドライブにインストールした SQL サーバーのインストール パスが機能更新プログラムを適用後、
C
ドライブに書き換わる
この場合、SQL サーバーの再インストールが必要になるケースがあります。

補足
上記事象にて機能更新適用の観点と SQL サーバー製品動作観点で確認致しましたが、
現時点で上記のような状態に至る状況は再現できず、そのような製品の問題も確認されておりません。
そのため発生条件も不明です。

<参考情報>
https://ift.tt/1hFfxlh
――
抜粋――
アップグレードと同時に多数のアプリケーション、ファイル、設定が移行されますが、一部のアプリケーションや設定が移行されない場合があります。
――――――

 



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